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MCI(軽度認知障害)スクリーニング検査Mild cognitive Impairment test

認知症と軽度認知障害

●認知症と軽度認知障害(MCI)とは
物忘れとよく言われる認知症にはアルツハイマー型認知症,レビー小体型認知症,脳血管性認知症,前頭側頭型認知症などがあり,これらの認知症の中で最も多く60%を占める認知症がアルツハイマー型認知症です.また,認知症発病前の脳の状態を軽度認知障害(MCI)と呼んでいます.
当院ではMMSE検査,長谷川式検査等のスクリーニング検査を行っております.

MCI スクリーニング検査とは
認知症・アルツハイマー病の予備軍である軽度認知障害(MCI・エムシーアイ)の有無を調べようという認知症早期発見のための血液検査が『MCI スクリーニング検査』です.
ご興味のある方はご相談ください.

●今や(2015年)日本では,460万人を超える方が認知症を患っておられます.そして,軽度認知障害(MCI)の高齢者も400万人位おられると厚生労働省の調査で報告されています.その結果,65歳以上の4人に1人が認知症とその予備軍(軽度認知障害MCI)と言われています.

●認知症は発症するとどうなるのでしょうか?
物忘れがひどくなって今までできていたことがうまくできなくなったり,ご飯を食べたことや約束したこと自体を忘れたり,道に迷って帰れなくなったりします.もう少し進むと服の着方が分からなくなったり,トイレがわからなくなったりして日常生活が営めなくなってきます.お友達・家族のことが誰だかわからなくなったり,時間や場所の認識がなくなってしまって家の中でも迷ったり,とんでもない時間に(周囲から見ると)意味もなく家を出て徘徊するような行動が起こります.

●認知症はどうしたらわかるのでしょうか
しかし,このような症状は自分ではなかなか気づかないものです.ごく初期には自分自身で物忘れで失敗したと認識できることもあるのですが,どこか痛いわけでもなく,痒いわけでもなく,忘れたことを自分でわからないのですから自分では気づきようがありません.こんな具合に
自分ではわからないうちに進行していて,家族や他の誰かが『何かおかしい』と気付き連れられて受診されることが多いのです.認知症の診断は認知症専門医療機関では専門医師や心理士等により多くの問診や心理検査,画像診断をおこない認知症を診断しますが,MCI(軽度認知障害)の診断は難しいと言われています.
認知症は一度発症すると現在のところ進行を遅らせる薬はあるものの,治す薬はまだありません.しかしながら,MCI(軽度認知障害)の段階では生活習慣の改善や脳のトレーニングにより回復する可能性があると考えられています.
このような状況から認知症は早期発見と早期治療,あるいは予防の必要性が高まっています.特に認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)を発見し予防策を行うことが重要です.


●MCIスクリーニング検査は血液検査です
この検査は認知症の代表のアルツハイマー病を引き起こすアミロイドベータペプチドに関連するたんぱく質を調べる血液検査です.当院で10cc程度の採血を行うだけです.採血後,株式会社MCBIで分析され2-3週間程度で結果が出ます.
判定はA,B,C,Dの4段階判定です.結果については当院で医師が説明いたします.ご希望の場合は解析結果と解説を郵送もいたします.
このMCIスクリーニング検査と同時にアルツハイマー遺伝子検査(APOE遺伝子検査)も解析できます.

●検査料金について
この検査は自費での検査です.MCIスクリーニング検査は2万円,アルツハイマー遺伝子検査(APOE遺伝子検査)は3万円です.血糖値やコレステロールなどの保険診療による一般的血液検査や特定健診時の血液検査などと同時に採血することはできます.

●簡単に検査結果サンプルを解説いたしますので,ご参考にしてください.

●よくあるご質問

Q: 正確なのでしょうか?
A: MCBI社による1000人以上のコホート研究から得られた結果に基づいています.
健常者とのMCIの判別では感度90%,特異度80%(MCBI社による)と高精度です.
Q: 検査を行っている株式会社MCBIはどのような会社でしょうか?
A: 2003年に設立された筑波大学発のベンチャー企業です.MCIスクリーニング検査や非アルコール性脂肪性肝疾患の血液検査による病気の早期発見を支援しています.(ホームページhttp://mcbi.jp)
Q: MCIスクリーニング検査で大丈夫だったら今後アルツハイマー型認知症にならないのでしょうか?
A: アミロイドベータペプチドは年々脳内に貯留します.A判定なら隔年,B,C判定なら1年後の再検査で推移を観察することをお勧めします.D判定の場合は早い時期に2次精査を受けることをお勧めします.
またアルツハイマー型認知症以外の認知症のリスクは反映されません.
Q: MCIスクリーニング検査では何を計っているのでしょうか?
A: MCIスクリーニング検査ではアルツハイマー病の原因物質であるアミロイドベータペプチドを脳内から排出したり,アミロイドベータペプチドの毒性を防御する働きのある3種類の血液中タンパク質(アポリボタンパク質,補体タンパク質,TTR)を調べます.これら3種類のタンパク質の計測量を統計的手法によりリスクを算出しています.
Q: 料金は何が含まれますか?
A: 初診料,検査料,再診料が含まれています.
内容は初診時のMMSE認知機能検査,血液検査,再診時の説明解説と検査結果資料のお渡しとなっています.
診療+MCIスクリーニング血液検査は2万円,診療+APOE遺伝子血液検査は3万円,診療+両血液検査を同時に行った場合は5万円です.
Q: APOE(アポイー)遺伝子検査とは何でしょうか?
A: APOE(アポイー)遺伝子検査はアルツハイマー型認知症の危険因子を調べる検査です.APOE遺伝子はアルツハイマー型認知症の原因であるアミロイドベータペプチドと結合して,その蓄積や毒性を防ぐ部分に関わるアポリボ蛋白を作り出します.このアポリボ蛋白の作用の強さがAPOE遺伝子型により異なると考えられています.APOE遺伝子にはε2(イプシロン2),ε3,ε4があり,ε4型を多く持つほどアルツハイマー型認知症等の発症リスクが高まると言われています(※下表).
しかしながらε4型をもつことにより必ずしもアルツハイマー型認知症を発症するわけではなく,ε2やε3だから安心というわけではありません.このAPOE遺伝子型検査では型別によるアルツハイマー型認知症発症リスクがわかります.ハイリスクの場合はより一層の生活習慣改善に取り組み発症を低減するきっかけにしましょう.
このAPOE遺伝子は生涯変化するもではありませんので1度検査を行えば再度検査をする必要はありません.

※APOE遺伝子型とアルツハイマー型認知症発症リスク
 APOE遺伝子型  頻度 オッズ比 
 ε3/ε3    1.0倍
  ε2/ε4,ε3/ε4  10%  3.2倍
  ε4/ε4  2% 11.6 倍
  ε2/ε3    0.6倍
※ε3/ε3の遺伝子を持っている人のアルツハイマー型に罹患するリスクを1.0倍とした時に,ε4/ε4の遺伝子を持つ人は11.6倍のリスクがあるということがわかっています.
Q: 検査は予約必要でしょうか?
A: 予約不要です.
通常診療時間に採血いたしますのでお気軽にお立ち寄りください
.
Q: スクリーニング検査でMCI(軽度認知障害)やAPOE遺伝子検査でハイリスクとなった場合はどうしたらよいのでしょうか?
A: この検査だけで認知症や将来の認知症発病が確定したわけではありません.まずより詳しい2次精査を受けることをお勧めします.
認知症と深い関わりがあるといわれている高血圧,糖尿病,高コレステロール血症を治療し生活習慣を改善することが重要でしょう.
また,ω3脂肪酸の摂取が認知症進展抑制効果を期待できるとの海外報告もありますのでご相談ください.
  この検査は血液中の特定のタンパク質,を調べることにより,アルツハイマー型認知症の前段階である軽度認知障害(MCI)のリスクを統計学的に調べるものです.
早期に発見するためのスクリーニング検査ですので,これら検査の結果で認知症の診断や発症の有無が確定するものではありません.

診察時間

 
午前 9:00〜12:00
午後18:00〜20:00

※日曜日と祝日は休診です。


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